企業情報

一般財団法人 伊那谷財団

1996年9月4日設立

一般財団法人 伊那谷財団(旧 財団法人 伊那谷地域社会システム研究所)

私たちの思い(設立趣旨)

人類にとってこの100年は、地球環境の臨界点に向かってひたすら突き進んできた時代でした。
地球環境の限界がはるか遠くにあった頃、人類はそれを無限であることと同義として、拡大こそが豊かな暮らしへの道だと信じてきました。そして今、あふれるほどモノに満たされた生活の中で、人々は地球環境の限界を目のあたりにし、その危ういバランスに不安を抱きながら暮らしています。

一見豊かな自然に囲まれた伊那谷の暮らしも、決して例外ではありません。大量生産、大量消費によって成り立ち、大量廃棄を行う社会経済システムに隷属し、化石燃料なくしては、その生活は成り立たなくなってしまいました。そして、それと同時に伊那谷に伝わる自然とともに生きるための技もその多くが失われつつあります。
人類にとっての最大の課題は、有限の自然環境に対して、いかにして調和を見出していくかということです。限りある資源を大切にし、生態系を乱さない生活のしくみを伝承し、その知恵を普及していかなければなりません。そのためにも、環境に負荷をかけない技術の研究に対して財源的基盤を提供することや、地域社会に対して自然とともに生きる循環型社会に対する啓蒙を行っていくことが重要となります。
よって、ここに我々は、自然環境保全技術の研究や地域に伝わる自然とともに生きるための技の伝承などに対しての助成や、環境保全、リサイクルに関する交流会および講演会の開催を通じて、自然環境保全と文化の伝承に寄与することを目的として1996年9月4日、財団法人 伊那谷地域社会システム研究所を設立、2014年4月1日に一般財団法人 伊那谷財団と名称変更いたしました。

助成対象

長野県内において、環境保全活動のほか地域に伝わる生活の知恵や技の伝承、省エネルギー・リサイクル技術等の研究に関わる次のような活動を行っている個人または団体を当財団の助成対象とします。

  1. 土、水、大気、山林等の自然環境保全技術の研究または普及活動
  2. 化石燃料に頼らず、自然とともに生きていく知恵や技の研究または普及活動
  3. 省資源、省エネルギー、リサイクル技術の研究または普及活動
  4. 山村の景観保全または文化伝承活動
  5. 自然との正しいつきあい方の研究または普及活動

過去17回の助成代表例(敬称略)

助成先 助成内容
飯嶋 敏雄 県内の河川・湖における珪藻類・プランクトン調査
木祖村自然同好会 木祖村の自然環境保護と保全活動
栗田 秀實 新方式小型高効率水力発電装置の研究
竹田 扇壽 伊那谷民族芸能「竹田人形座」の継承
信州さきおりの会 裂織文化の継承と普及
大窪 久美子 里地、里山の生物多様性の現状と保全に関する研究
リサイクルシステム研究会 天竜川水系水質調査と子供たちを中心とした環境教育
若狭 信次 エナジーハーベスティング(環境発電)の教材化