株主・投資家情報

営業の概況

経営成績の概況

当連結会計年度の世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、景気の停滞感が急速に強まっております。人やモノの移動制限に伴い不要不急の消費が控えられるとともに、経済活動の停止により雇用や投資に大きな影響が出始めております。
米国では雇用情勢の改善等を背景に個人消費が堅調に推移しましたが、設備投資や外需の低迷等による企業部門の悪化等により景気は減速傾向となりました。アジアでは中国において、インフラ投資は堅調ながら、米中貿易摩擦の影響による個人消費の悪化や企業が設備投資を控えたこと等により景気の減速が継続しました。また、欧州でも自動車部門等の製造業を中心とした企業業績の悪化等により減速傾向となるなど、全体として景気の回復力が鈍化しました。我が国経済では雇用情勢の改善等を背景に個人消費が緩やかに回復しましたが、世界景気の回復力が弱まっていることから輸出・生産が弱含んでおり、全体として景気は横ばいで推移しました。
当社グループの属する電子部品業界におきましては、中長期的には電子化の進行により自動車関連市場が引き続き拡大するものの、当期においては世界景気の減速やお客様の在庫調整の影響を受け自動車向け等は弱含みで推移しました。
このような環境のもと、当社グループは品質・信頼性を重視する市場を中心に、高付加価値製品の拡販等の活動を進めるとともに、将来に向けた研究開発投資を増加させてまいりました。
販売面におきましては、主に中国の電源や自動車向けの売上が減少したこと等により当連結会計年度の売上高は500億20百万円(前年同期比58億74百万円減、10.5%減)となりました。
利益面におきましては、引き続きコストダウンに努めましたが、売上高の減少等により営業利益は14億65百万円(前年同期比42億5百万円減、74.2%減)、経常利益は為替差損の増加等により17億27百万円(前年同期比45億77百万円減、72.6%減)、また、紛争和解金3億71百万円を特別損失に計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は10億77百万円(前年同期比58百万円増、5.7%増)となりました。
なお、当連結会計年度の期末配当につきましては、厳しい経営環境に鑑み、経営資源の充実へ向け、株主の皆様には誠に申し訳ありませんが、無配とさせていただきます。

財政状態の概況

当連結会計年度の当社グループの資産は、受取手形及び売掛金等の減少により、前連結会計年度末と比べて14億96百万円減少し、当連結会計年度末は758億58百万円となりました。
当連結会計年度の負債は、長期借入金等の増加により、前連結会計年度末と比べて1億26百万円増加し、当連結会計年度末は176億42百万円となりました。
当連結会計年度の純資産は、有価証券評価差額金等の減少により、前連結会計年度末と比べて16億23百万円減少し、当連結会計年度末は582億16百万円となりました。

キャッシュ・フローの概況

当期は前述いたしましたような状況により14億35百万円の税金等調整前当期純利益となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは減価償却費の増加および売上債権の減少などにより40億94百万円の流入を確保することが出来ました。投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得による支出54億13百万円などにより54億77百万円の資金の流出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入れによる収入などにより21億61百万円の流入となりました。
これらの結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、期首に比べ5億85百万円増加し、145億78百万円になりました。

売上高構成比