株主・投資家情報

営業の概況

経営成績の概況

当連結会計年度の世界経済は、米国では個人消費の増加や雇用情勢の改善、堅調な企業業績などを背景に、緩やかな拡大基調が続きましたが、アジアでは中国において過剰債務の削減に伴う投資減速、米中貿易摩擦の影響による個人消費の減速傾向など景気の減速が鮮明となりました。また、欧州では製造業を中心とした企業業績の悪化等により減速傾向となるなど、全体として景気の回復が弱まってきております。我が国経済では個人消費の緩やかな回復や、設備投資の増加等により企業業績の改善が進みましたが、世界景気の回復力が弱まっていることから輸出・生産が弱含んでおり、全体として景気は横ばいで推移しました。
当社グループの属する電子部品業界におきましては、電子化の進行により自動車関連市場が拡大しており、自動車向け等が好調に推移しました。
このような環境のもと、当社グループは品質・信頼性を重視する市場を中心に、高付加価値製品の拡販等の活動を進めるとともに、将来に向けた研究開発投資や堅調な需要に対応するための設備投資を増加させてまいりました。
販売面におきましては、主に日本・中国の自動車向けに売上が増加したこと等により当連結会計年度の売上高は558億95百万円(前年同期比33億79百万円増、6.4%増)となりました。
利益面におきましては、高付加価値製品の売上増加およびコストダウンに努めましたが、人件費・減価償却費等の固定費が増加したこと等により営業利益は56億70百万円(前年同期比80百万円減、1.4%減)、経常利益は為替差益の増加等により63億4百万円(前年同期比4億64百万円増、8.0%増)、また、米国における集団民事訴訟の原告との和解に伴う解決金として48億6百万円を特別損失に計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は10億18百万円(前年同期比33億59百万円減、76.7%減)となりました。

財政状態の概況

当連結会計年度の当社グループの資産は、有形固定資産等の増加により、前連結会計年度末と比べて96百万円増加し、当連結会計年度末は773億55百万円となりました。
当連結会計年度の負債は、支払手形及び買掛金、未払金等の増加により、前連結会計年度末と比べて11億52百万円増加し、当連結会計年度末は175億15百万円となりました。
当連結会計年度の純資産は、利益剰余金、有価証券評価差額金等の減少により、前連結会計年度末と比べて10億55百万円減少し、当連結会計年度末は598億39百万円となりました。

キャッシュ・フローの概況

当期は前述いたしましたような状況により14億35百万円の税金等調整前当期純利益となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは減価償却費および仕入債務の増加などにより21億46百万円の流入を確保することが出来ました。投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得による支出55億43百万円などにより42億61百万円の資金の流出となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払などにより12億94百万円の流出となりました。
これらの結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、期首に比べ34億80百万円減少し、139億93百万円になりました。

売上高構成比

売上高構成比