株主・投資家情報

トップメッセージ

 株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 第94期(2021年4月1日から2022年3月31日まで)中間事業をご報告するにあたり、ごあいさつを申し上げます。
 SDGsの一つとして気候変動対策への意識が高まる中、カーボンニュートラル実現に向けた戦略が世界で強化され、特に自動車メーカーにおいては主要国の自動車販売ZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)規制を背景に、BEV(バッテリー電気自動車)化の流れが加速しています。これを踏まえKOAは、環境対応車の割合が2030年に約41%、2040年には約74%に達すると予測し、市場の要求に見合う高精度・高信頼の薄膜チップ抵抗器のラインアップを拡大してきました。
 そして、さらなる売上拡大を狙い2019年に発売開始したのが、高電圧を高精度に検出する高電圧デバイダー“HVD”です。航続距離を伸ばすことが課題の電気自動車では、車載バッテリーに充電された電気を最大限に使えるようバッテリーの電圧監視を正確に行い、また効率良くモーターを回転させるためモーター駆動用インバーターの高電圧を高精度に検出することが求められます。HVDは小型パッケージながら1,000Vの高電圧にも対応し、温度安定性に優れ、時間の経過による変化が小さいのが特徴です。HVDが高電圧検出に採用されることで、電気自動車の安全と安心、航続距離の延伸に大きく貢献できることから、同製品の売上は今後拡大すると予測しています。
 こうした長期的な電子部品の需要拡大の流れをKOAでは「未来からのおくりもの」と呼び、お客様の要求にタイムリーにお応えすることができる製品開発や生産体制の準備に力を注いできました。これからも私たちは、お客様とともに未来を創る研究開発型企業を目指し、新たな市場や技術を創出する活動を続けてまいります。
 株主の皆様におかれましては、今後も一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2021年12月