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2018.12.03

電子機器の設計支援情報をお客様に提供開始

電子機器の設計支援情報をお客様に提供開始

最近のお客様は電子機器などの開発期間短縮および信頼性向上のために、開発の初期段階において、様々なシミュレーターを用いて解析を行います。シミュレーションで解析をするには、電子部品の適した使用方法やシミュレーションで使うモデルのデータが必要となります。このため、KOAはホームページで設計支援ツールとして、お客様から要望が強かったシャント(電流検出用金属板低抵抗器)製品に適した使い方の技術情報「テクニカルノート」や、部品の発熱状況を解析する熱流体シミュレーター用にKOA抵抗器のシミュレーションモデルの提供を開始しました。これにより、お客様が安心してKOA製品をお選びいただけるようになったと自負しています。
今後もシャントのみならず様々な製品についての設計支援情報の提供を充実させてまいります。

シャント テクニカルノート

例 シャントの推奨する電圧測定位置 例 シャントの推奨する電圧測定位置

KOAのシャントを適した方法で使っていただくために、様々な使用状況での注意点をまとめました。言語は日本語、英語、中国語に対応しています。
抵抗値が非常に小さいため、正しく電流検出を行うには、シャントの持つ性能を発揮できる正しい使い方をしていただく必要があります。このテクニカルノートは、お使いいただく際に見落とされがちな注意点について、設計いただく方が理解しやすくなるように図解を用いて詳しく説明しています。

熱流体シミュレーター用モデルデータ

熱回路網モデルを使った解析結果イメージ 熱回路網モデルを使った解析結果イメージ

昨今の電子機器は、小型・高性能化により、回路基板上に数多くの電子部品が高密度で配置されています。そのため、電子部品の発熱により機器内部の温度が高くなることから、正しい動作のために熱設計も重要となってきており、お客様は発熱状況を見ることができる熱流体シミュレーションで熱解析を行うことが多くなっています。
そこで当社は、熱流体シミュレーター用にKOA抵抗器のシミュレーションモデルの提供を開始しました。このモデルを使うことにより、お客様は精度良く電子部品の発熱状況を解析することができ、お客様の製品に適した熱設計が可能となります。
当社の保有する熱解析技術に磨きをかけることで、より精度の高いモデルデータの提供を可能にしました。

電流検出用低抵抗器のラインアップ拡充

低抵抗器を用いた電流検出は、20年程度前にノートパソコン用バッテリーの残量監視や、パソコンやゲーム機のマイコン用電源の制御回路で大きな需要が生まれ、昨今は自動車の電動化に伴い車載用モーターの制御回路での需要も拡大するなどいろいろな機器で使われています。
KOAはお客様の要求にお応えしながら新製品を開発しラインアップを拡充してきており、近年は自動車や産業機器に注力し大電流検出向けに新製品を提供しています。

電流検出用低抵抗器のラインアップ拡充

「CEATEC JAPAN 2018」が10月16日(火)から10月19日(金)までの4日間、千葉県の幕張メッセで開催されました。IoTの普及などによる経済発展と社会的課題の解決が両立する「超スマート社会(Society 5.0)」の実現を目指し、あらゆる産業・業種による「共創」からビジネスを生み出す場として開催されました。
KOAはこれまでの製品開発で培ってきた基盤技術を進化させ、CEATECをお客様と共に新たなビジネスを創出する場と捉え出展しました。KOAブースではKOAの基盤技術を知っていただくためのビデオの上映、厚膜技術・薄膜技術の応用提案、産学連携の酸素センサ、北九州研究所の傾斜センサ、Windgraphy(風の見える化技術)など多彩な展示を行い、これまでお付き合いのなかった異分野・異業種の方々とも多くの共創の機会を得ることができました。

※Society 5.0:狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く新たな社会を指すもので、我が国が目指すべき未来社会の姿として第5期科学技術基本計画において初めて提唱された。

KOAの基盤技術によるお客様との新しいビジネス創出へのご提案

薄膜形成技術を用いたひずみゲージ

薄膜形成技術を用いたひずみゲージ

金属皮膜チップ抵抗器に用いられている薄膜形成技術の応用例として、一般のチップ部品と同様の工程で実装できるチップタイプのひずみゲージを展示しました。数字の書いてあるプレートの裏面にひずみゲージを取り付け、指で押した場所を検知し画面に表示します。材料開発や加工技術によりこれまでのひずみゲージの課題であった温度変化に対する安定性、ゲージ率(感度)や実装性を向上させています。

厚膜形成技術を用いた曲げられる抵抗体素子

厚膜形成技術を用いた曲げられる抵抗体素子

厚膜チップ抵抗器の開発でこれまで培ってきた厚膜形成技術を応用し、耐熱性の低いPETフィルム上に導電性ペーストと独自開発した抵抗体ペーストを低温形成させ、「曲げられる電気回路」でLEDを点灯させる展示を行いました。「曲げられる電気回路」により、ウエアラブル機器やモバイル機器などいろいろな分野でアイデアの幅が広がり、新たな用途が期待できます。

新製品のご紹介

車載電子機器の長期安定性に貢献

車載電子機器の長期安定性に貢献

高信頼性角形チップ抵抗器 RS73シリーズ

近年の自動車は、国家レベルでの環境対策が推進され、その一環として自動車の電動化が加速しています。また、死亡事故ゼロを目指した安全な自動車や自動運転の実用化も進められています。これらを実現するため自動車には多くのセンサが搭載されていますが、センサ回路には高い検出精度、および使用環境の温度変化や長期間の使用でも高い信頼性が求められています。
今回開発したRS73は、厚膜技術を高度に融合させ、初期特性の高精度のみならず、温度変化に対する安定性や使用時の抵抗値変化が非常に低く抑えられており、自動車のセンサ回路の長期安定性化を実現します。