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トピックス

「CEATEC JAPAN 2015」に出展しました 2015.10.7(水)~10.10(土) 幕張メッセ(千葉県)

アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」が、10月7日(水)から10月10日(土)までの4日間、千葉県幕張メッセで開催されました。今回のテーマは、「NEXT-夢を力に、未来への挑戦」です。
IT・エレクトロニクスが新たな夢を生み出し、未来を描く原動力になっている今、それを実現する機器や技術にもイノベーションが求められています。KOAブースは、そうした製品の使い方をお客様に具体的にイメージしていただける展示を意識し、車載向けコーナーでは電流センサの「パワーシャント(金属板電流検出用抵抗器)」をメインに紹介しました。また、新たな市場を開拓する提案活動として、風センサ技術とLEDによる風の可視化を実現した「風の見える化」などを展示し、来場者に実際に体験していただきました。

展示内容のご紹介

パワーシャント PSJ2/PSG4(新製品)
パワーシャント PSJ2/PSG4(新製品)
普及が著しいハイブリッド車や電気自動車には、精密な電流検出による電流制御が必要ですが、これを支えるのが「パワーシャント(金属板電流検出用抵抗器)」です。
今回、製品化したPSJ2/PSG4はより小型で、定格電力も1クラス上の8W/10Wに高めお客様の小型軽量要求に対応しています。また、幅広い温度環境下で使用が可能なため、車載をはじめ産業用機器など多くの用途で使用が期待できます。
面実装バリスタ NVM14(新製品)
面実装バリスタ NVM14(新製品)
商用電源回路の過電圧保護に使用される「バリスタ」を、回路基板にマウンター(実装機)で自動的に装着できる「面実装タイプ」として製品化しました。
従来200V商用電源用バリスタはリード線がついた「ディスクタイプ」で、基板に実装する際は手作業が必要でしたが、高速なマウンターによる電子部品の表面実装化が進む中で、「ディスクタイプ」と同等な性能を面実装品で実現しました。これによりお客様の実装工程改善に大きく貢献できます。

「風の見える化」、「風でゆらめくモビール」の展示

新たに開発した風センサ432個とフルカラーのLEDを壁面に配置し、空気の流れの強弱を色彩や明暗で可視化させた「風の見える化」を展示しました。テレビ局、雑誌などの報道メディアからの取材を受け、動画配信サイトにも公開されました。また、当社の木工部門である「こうあ木工舎」とコラボレートし、風センサを行灯に組み込むことで、風で揺らぐろうそくを再現した「風でゆらめくモビール」を展示しました。
このような展示を通じて、これまでの車載を中心としたお客様とは異なる業種の方からもお問い合わせをいただき、インテリア・エクステリアなど新たなビジネスへの展開につながっていきそうです。
「風の見える化」、「風でゆらめくモビール」の展示
風センサを組み込んだモビール

「CEATEC JAPAN 2017」に出展しました

「つながる社会、共創する未来」をテーマとして「CEATEC JAPAN 2017」が10月3日(火)から10月6日(金)までの4日間、千葉県幕張メッセで開催されました。CEATEC JAPANはこれまでの家電見本市から、業界の垣根を越えたCPS1)/IoT2)の総合展示会に生まれ変わりました。
KOAも従来のような新製品を中心とした展示から、これまで製品開発を通じて培ってきた厚膜技術・薄膜技術・セラミックス技術などの基盤技術を通じて、お客様と共に新たなビジネスを創出する機会と捉え、"お客様との共創"を意識した展示に一新しました。
KOAの基盤技術を具体的に示すイメージビデオの上映、厚膜技術・薄膜技術の応用例、アプリケーション開発を進めてきたWindgraphy(風の見える化技術)、北九州研究所で開発を進めている傾斜センサなどを展示し、これまでお付き合いのなかった異分野・異業種の方々とも多くの商談の機会を得ることができました。

1)CPS(Cyber Physical System):インターネットなどの仮想空間と現実社会をつなぐシステム。
2)IoT(Internet of Things):あらゆるものがインターネットにつながる社会。第4の産業革命とも言われている。

Windgraphy

KOAの温度センサおよび風速センサ技術を応用した"Windgraphy"と呼ぶ「風の見える化」技術を、今回は大型パネルを3面使い、大々的にデモンストレーションを行いました。Windgraphyについてより一層理解を深めていただき、お客様と共に新たなビジネスを創出するためプレゼンテーションを実施し、多くの来場者の注目を集めました。
また、異業種とのコラボレーション事例の展示も行いました。ひとつは三次元仮想空間(3D VR)ゴーグルと風センサを組み合わせた展示で、スティックの先に付いた風センサに息を吹きかけると、息の強弱に応じたシャボン玉が仮想空間に出現し、まるで本当にシャボン玉を吹いているような錯覚に陥ります。もうひとつは特殊照明機器への応用で、照明に風センサを組み込み、LEDの光が風できらめくシャンデリアを展示しました。
このように自由な発想でWindgraphyの発展性を示すことにより、新たな可能性をお客様と創出していきます。

Windgraphyのプレゼン 3D VRゴーグル

展示品のご紹介

長辺電極角形チップ抵抗器   WK73R/S 1E/1J/2A(新製品/開発品)
長辺電極角形チップ抵抗器
スマートフォンやスマートウォッチをはじめ小型電子機器では高機能化に伴い高密度実装化が極限まで進み、電子部品の小型化要求がますます強くなっています。チップ抵抗器において、同じ定格電力でチップサイズの小型化を可能とする長辺電極タイプのニーズが強くなっています。
今回開発したWK73シリーズの小型品1E/1J/2Aは、通常の短辺電極タイプと比較して同じ定格電力でチップサイズをおよそ1/5にすることができ、小型電子機器の小型化に貢献します。

北九州研究所 開設から1年

2016年4月に開設した北九州研究所では、大きなテーマとして水晶を利用したセンサモジュールの開発を行っており、現在は傾斜センサと水素センサの製品化に向けた取り組みが進んでいます。
傾斜センサは物体の傾きを測定するもので、よく目にするものでは気泡式水準器がありますが、目で見て確認する方式のため、微小な傾きを計測したり数値化したりする用途には向きません。高精度で数値化が可能な方式ではレーザー方式やサーボ方式がありますが、いずれも大型で高価格です。当研究所で開発している傾斜センサは水晶を櫛歯状に加工し、センサを傾けた際に発生する微小な静電容量変化により検出するもので、1/1000°の分解能で傾斜を検出することが可能です。この傾斜センサに無線通信機能を持たせ電源を内蔵したモジュールを開発し、昨年開催された「センサエキスポジャパン2016」や「CEATEC JAPAN 2016」などに出展して好評を得ており、製品化に向けた市場からの期待が高まっています。
また、燃料電池自動車(FCV)、水素を供給するステーション、家庭用燃料電池など、近い将来に水素社会が訪れようとしています。開発中の水素センサは、低濃度の水素も検知可能で、微小な水素漏れを高精度に検知できます。開発した水素センサ素子の技術については、昨年11月、米国電気電子学会の権威あるIEEE SENSOR 2016で論文賞を受賞しました。なお、水素センサの開発は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け行っています。
研究員を増員し、これらセンサモジュールの早期事業化を目指します。
傾斜センサ
傾斜センサ
水素ガス漏れ検知器(NEDO事業試作機)
水素ガス漏れ検知器 (NEDO事業試作機)

新製品のご紹介

世界各国で環境対応車のハイブリッド自動車や電気自動車などの開発が加速しています。これに伴い自動車各動力部の電動化も進んでおり、電子部品の搭載点数も増加の一途をたどっています。バッテリー、モーターなどでは正確に電流を検出し精度良く制御する必要があり、用途に応じて様々な電流検出用低抵抗器が求められています。大電流検出用抵抗器の開発ではKOAが保有する金属板抵抗の技術を生かした"シャント抵抗器"の製品展開を行っています。

小型パワーシャント PSL2/PSF4
従来品よりもさらに小型化を行い、お客様の省スペース・小型・軽量の要求に対応します。PSL2は小型でありながら、163アンペアまでの大電流を高精度に検出可能です。PSF4は正確に電流を測定するための4端子構造でありながら、微細加工技術により3.0×4.0mmの小型化を実現しました。
PSL2/PSF4は-65~+175℃と幅広い温度環境下で使用が可能なため、自動車の各種ECU(電子制御ユニット)や産業用機器など幅広い用途でご使用いただけます。
大電流を高精度に検出
大電流シャント HS
自動車などで数百アンペアの超大電流が流れる経路では銅などの金属板(バスバー)が使用されます。超大電流の検出に使用されるシャントは一般的なはんだ付接続ではなく、バスバーに直接ネジ締めなどで接続します。HSは超大電流に対応するとともに、お客様の取り付け方法に応じて、形状をカスタマイズもします。また、温度変化が激しい環境でも精度良く電流が検出できます。
モーター駆動回路の超大電流に対応