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「こんにちは伊那谷」は1回2分半の映像シリーズです。伊那谷各地の残したい風景、伝えたい言葉、小さなお祭りや職人さんなど、ふるさとのいまを伝えます。上伊那、下伊那を巡る「小さな旅」をお楽しみ下さい。

中川村陣馬形山麓

山づくりをする宮澤家のご神木

こんにちは伊那谷の巨樹 2010年9月9日放送

丸尾のブナは、陣馬形山の登山道脇に立つ大木です。大きな洞を抱え、何本かの木が一緒になったような独特の樹形をしています。
静止画 丸尾の橅 5.jpg
かつては木の根元に祠があり、薙鎌が祭られていたそうです。その薙鎌は、今は宮澤家が保管しています。


静止画 丸尾の橅 1.jpg

月瀬の大杉 データ

樹齢:300年  樹種:ブナ
樹高:14.5メートル   
幹周:6.5メートル
丸尾の宮澤家のご神木

陣馬形山へ向かう登山道脇に立ち、登山客の目を楽しませる一本でもあります。宮澤家が所有する昔の山の境界を示す古地図によれば、山林の境に植えられていたこともわかります。山が大切な財産だったことを語る木です。

丸尾の橅 ミニスライドショー

静止画 丸尾の橅 16.jpg

風を凪ぐ(なぐ)、薙鎌(なぎがま)が祠に

ブナを所有する 宮澤幹さん(86)

大きなブナは、自生していたものか植えられたものか定かではありませんが、山の境界にあり、目印になっていたのだと思います。根元には祠(ほこら)があり、薙鎌(なぎがま)が祭られていました。
薙鎌は、風を凪ぐ(なぐ)ところから、災難を凪ぐ(なぐ)という意味があり、台風などで稲や山の木が倒れないよう願ったものでしょう。
長寿を保っているブナが、今後もその勢いを落とすことなく、あと何百年でも生存していけることを、通るたびに思っています。


周辺地図 「丸尾のブナ」 中川村周辺

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山づくりの歴史を記憶にとどめる大木

宮澤家に残された絵地図は、主に山の所有地を示すもので、中川村周辺の山づくりの歴史を物語るものです。
宮澤家によると、ブナは山林の境界に立っていて、周囲の木が小さかった昔は境界をしめす大木として、たいそう目立ったのではないかということです。江戸時代には、丸尾周辺でも大きな境界争いが起こり、江戸で取り調べを受けるなどした書物も残されているそうです。
山づくりの民の多くは、京の都に近い熊野地方や紀州などから、山を求めて旅に出、この地に住み着いた者も多いということです。



アクセス 駒ヶ根IC 松川IC

松川IC下車(約50分)。 
駒ヶ根IC下車(約1時間)。 何れも陣馬形キャンプ場を目指す。途中に小さな案内板あり。
最寄りの駅:JR飯田線伊那本郷