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三峰川に残る素晴らしい地名「割地」

地名研究家 松崎岩夫さん(87) 

割地は、今でも地名として三峰川周辺に残っていますが、当時の人たちが水害で苦労した歴史が直に伝わってくる素晴らしい地名だと思います。
三峰川は、水害をもたらす一方で今も我々に恵みを与えてくれる、まさに母なる川だと思います。
川下り米(かわくだりまい)は、まさにその恵みのひとつ。度重なる氾濫によって農地を肥沃にし、三峰川周辺は美味しいお米の産地になったのです。


周辺地図 「土地の記憶 割地」 伊那市山峰川周辺

天竜川最大の支流 三峰川

三峰川(みぶがわ)は、長野県伊那市を流れる天竜川水系の一級河川。天竜川水系における最大の支流である。流路延長は56.8キロメートル、流域面積は481.4平方キロメートル。

伊那市の南東部に位置する南アルプス仙丈ヶ岳(日本百名山)の南西に源を発し、塩見岳に向かい南流。巫女淵地点で大きく蛇行して塩見岳の北西で反転北流し、以後はフォッサマグナに沿い小瀬戸峡を形成しながら流れ、美和ダム地点を通過すると城下町・高遠に入る。高遠城址付近で藤沢川を合わせると流路を西に変え、河岸段丘・扇状地を形成しながら伊那市東春近(伊那市役所南西約1km地点)で天竜川へ合流する。
流域は急峻(きゅうしゅん)な地形のため、古くから「暴れ川」として知られている。伊那谷36災害などの多くの災害を発生させた。治水のため多数の堰堤(えんてい)や多目的ダムが存在する。(Wikipediaより抜粋)


アクセス 伊那IC

伊那IC下車、伊那市街地の伊那市役所南側を三峰川が流れる。割地の地名が残るのは、市役所の対岸上流付近。