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薄膜白金測温抵抗体の動向

薄膜白金測温抵抗体の動向

測温抵抗体の中で昔から広く利用されてきた温度センサとして、Pt100などと呼ばれることもあるJISや国際規格準拠の白金巻線タイプの温度センサがあります。この製品は白金線を使用していることで非常に価格が高い製品ですが、耐環境性に強く、長期安定しており、国際的に決められた計算式と温度-抵抗値の換算表に従う特性を持っています。白金巻線タイプは、他の抵抗温度センサに比較してもともと価格が高く、抵抗値が100Ωより大きい値となるとサイズが大きくなり、さらに価格が高くなります。このため以前から高価な温度センサというイメージが設計者にありました。

弊社は1982年から低価格かつ高抵抗値となる薄膜タイプの白金測温抵抗体を製品化し販売してきました。当初は弊社独自の温度精度と温度特性の製品でしたが、徐々に、高精度品、高安定性製品という位置付けで計測機器の分野で愛用されてきました。1997年にJISの規格に準拠した薄膜タイプの白金測温抵抗体を製品化し、以降、薄膜タイプに対する信頼性も広く認知され、薄膜白金測温抵抗体の需要が伸びてきました。

セットの付加価値向上のために高精度な温度センサの要求や、カスタム形状の製品の要求が増え、また、食品加工において法的に工程管理が厳しくなってきたことも近年の需要増加につながっています。

薄膜白金測温抵抗体が市場に受け入れられるようになった背景として、巻線タイプとほぼ同等の性能で廉価である事や、薄膜化することにより小形ながら高抵抗値(1kΩ)の製品が製造可能になり、抵抗値変化の絶対量が大きく外部につけるリード線の線抵抗による誤差が少なくなるなど、セットの回路設計が容易になった事があります。

最近の傾向としては、カスタム形状の白金測温抵抗体の要求が増えており、ガラエポ基板に搭載した温度センサやモールド加工する製品など、新しい形状の要求が主となっています。この傾向は、国内のセットメーカーが、高付加価値の設計を増やすにつれて増えてゆくと予想されます。

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